BABYMETALを初めて聴いた男が徹底解説
「BABYMETAL」
音楽好きの人でも、なんとなくだけど意識的に遠ざけている人は、
案外多いんじゃないんでしょうか。
わたしもその中の一人だったのですが、たまたま聴く機会がめぐってきまして、
初めて聴いてみました。
そのときに感じたことや、BABYMETALが支持されている理由など、
彼女たちの魅力を探っていきたいと思います。
BABYMETALは想像以上にカッコよかった
興味津々でBABYMETALを聴いたわけではなかった
BABYMETALが世界的に活躍していることだけは知っていました。
ほとんど聴いたことはないけども、たまになにかの掲示板のコメントで、
「バックバンドがすごいから売れているだけ」
「企画の勝利だな」
このような書き込みを見かけた程度で、特に興味もありませんでした。
しかし、時はやってきた・・・
iTunesであるアーティストのアルバムを聴き終えた後、
なにげなく関連アーティストを見ていると、そこにあらわれたのが
「BABYMETAL」だったのです。
あえて邦楽中心にこだわってきた音楽遍歴
これまで、たくさんの名盤と呼ばれるアルバムを聴いてきました。
50年ぐらい前のジャックスや三上寛、頭脳警察など、
邦楽にあえてこだわって発掘していたのです。
だって日本の音楽はクソとかいう連中、
正直ムカつきません?
日本にだってすげぇアーティストは、
めっちゃいるんだということを証明したいんですよ。
しかし「すげぇ~、カッコいい!!」まではいくのですが、
何度もリピート再生する気持ちにさせてくれたのは、
若い頃に親しんだ渡辺美里やオフコース、岡村靖幸、LUNA SEA、黒夢など。
洋楽も含めて、過去の名盤はすごいのはわかるのですが、
「次もまたリピートで聴くぜ!」という気持ちがどうしても湧いてきませんでした。
ところが興味すらなかったBABYMETALの1stアルバムを聴いたとき、
すぐにリピート再生している自分がそこにいたのです!!
BABYMETALのプロフィール
BABYMETALは見ての通り、アイドルとヘビーメタルの融合です。
しかし最初からこの形で決まっていたわけではないようで、
いくつかのエピソードがあって誕生しました。
KOBAMETAL(小林啓)とSU-METAL(中元すず香)との出会い
BABYMETALは始めからユニットとして始まったのではありません。
まず可憐Girl'sに所属していた中元すず香の歌を、BABYMETALの生みの親である
プロデューサーのKOBAMETAL(小林啓)が聞いたことが、最初のスタートだったのです。
その歌声に惚れ込んだ小林啓は、
可憐Girl's解散後にさくら学院に中元すず香を招き入れました。
しかし、彼女のような存在感を持つメンバーはなかなか見つからず、
方針転換した結果、中元すず香のまわりを踊る天使のような存在のメンバーを探すことに。
さくら学院重音部がスタート
2010年、方針転換後に菊地最愛と水野由結を重音部に加入させ、
年の終わり頃には初めての楽曲録音とライブでのお披露目を果たします。
翌年にようやくユニット名が「BABYMETAL」に決定し、
YouTubeに最初の楽曲「ド・キ・ド・キ☆モーニング」のPVを発表したところ、
海外からも注目を浴び、海外で報道がされる騒ぎになりました。
以降、「イジメ、ダメ、ゼッタイ」「ヘドバンギャー!!」などの楽曲を発表。
またたく間にBABYMETALの人気は、日本よりもメタルファンが数多くいる海外での人気が、
うなぎのぼりに増加し、現在の地位を築いていきました。
BABYMETALメンバー紹介
2020年4月現在では、YUIMETALが体調不良により脱退してしまい、
SU-METALとMOAMETALの2人体制になっています。
ただ、YUIMETALが脱退したのは無念の脱退だったようなので、
今回は3人組ということで紹介させていただきます。
SU-METAL(中元すず香)
SU-METAL(中元すず香)は、BABYMETALのボーカルとダンス担当。
(スーメタルと読みます)
透き通ったハイトーン・ヴォイスでBABYMETALの魅力を、
最大限に活かす要(かなめ)的存在です。
彼女の美しくパワフルなボーカルがあってこそ、バックバンドの音が最大限に生きる。
つまり、SU-METALこと中元すず香があってこそのBABYMETALなのです。
幼少期からモデル活動を行い、広島を拠点にアイドル活動を続ける。
そして、アニメ「絶対可憐チルドレン」のOPを歌う可憐Girl'sに参加したことで、
主題歌・声優・舞台を経験することになりました。
その後、さくら学院に加入、重音部に所属してBABYMETALメンバーとなります。
実力者たちが演奏する音に負けないボーカルを探すこと、
それがBABYMETALのプロデューサーKOBAMETAL(小林啓)の最初の課題だったことでしょう。
つまり中元すず香の歌声を聞いたとき、小林啓の頭の中ではパズルのように
構想が組まれていったのだろうと思います。
MOAMETAL(菊地最愛)
MOAMETAL(菊地最愛)は、BABYMETALのスクリームとダンス担当。
(モアメタルと読みます)
YUIMETALと共に、SU-METALの側面を支える重要な柱の一つ。
幼少期よりモデルの仕事をこなし、
さくら学院の別の派生ユニット「Twinklestars」「ミニパティ」に所属していましたが、
現在はさくら学院自体を卒業し、BABYMETALに専念しています。
3人の中では一番目立たないように見えますが(個人的主観です)、
活動に忙しいながらも学生時代の成績はつねに上位をキープしていたという。
才女でかなり頭がいいことで知られているようですね。
芸能活動と学業を両立させるって、実はかなり大変なんですよね。
MOAMETALすごいです!
YUIMETAL(水野由結)
YUIMETAL(水野由結)はBABYMETALのスクリームとダンス担当。
(ユイメタルと読みます)
MOAMETALと共に、SU-METALの側面を支える重要な柱の一つ。
YUIMETALが抜けた現在、SU-METALとMOAMETALの2人体制ですが、
やはり3人体制の方が絵面的にもしっくりきますね。
「キツネ様」という設定なら、なおさら宗教的に三位一体でやってほしいです。
水野由結も2人と同じく、幼少期よりモデル活動を行い、
ドラマやCM、舞台でも活動してきました。
小学生のときにさくら学院に加入し、菊地最愛と同じ「Twinklestars」に所属後、
重音部でBABYMETALの一員となり、数年後さくら学院を卒業しBABYMETALに専念。
しかし度重なる体調の悪化でLIVE欠場が続き、
これ以上迷惑はかけれないと決意したのか、2018年10月付けで脱退しました。
高いダンススキルを持っているだけに、非常に残念ですね。
初期からのファンには、YUIMETALがいる3人が、
本当のBABYMETALなんだという思いがあるようですね。
なんだか気持ちはわかりますので、今回はメンバーとして紹介いたしました。
BABYMETALが支持される7つの理由
BABYMETALを分析していくと、なぜ彼女たちが売れているのか。
そして一発屋で終わることなく人気を保っていられるのか。
それがいくつかの項目でわかってきました。
1.キツネというオリエンタル要素をうまく活用している
BABYMETALが先にファン層を拡大していったのは海外です。
日本人にとっては特に物珍しいものでなくても、
海外の人が日本に抱く神秘的なイメージ、オリエンタル要素を、
うまく取り入れながらMETALと融合させました。
海外の人にとって、日本のオリエンタルな神秘性が、
自分たち発祥のMETALと融合し、それを年端もない少女が歌い踊る。
そりゃあもう、サジタリウスの矢のように、
ズギューーン!!とハマる人が続出するのもなんとなく理解できます。
2.洋楽に媚びず日本語で歌い続けている
北欧やイギリスは数々のヘヴィメタルバンドを排出しました。
故に、「メタルの聖地」とよばれます。
当然のことながら、英語で歌ったほうがカッコいいと、
普通なら考えるはずでしょう。
しかし、BABYMETALはデビュー時から現在まで、ずっと日本語で通しています。
METALが生まれたのは北欧やイギリス周辺だとしても、
決して媚びたりせず、あえて日本語で歌い続ける。
プロデューサーのKOBAMETALも、最初は勇気のいることだったと思いますが、
逆にそういった面もBABYMETALのカッコよさの一つになりました。
3.女の子の可愛さをまったく隠さない
「ヘビーメタル=ダークで激しく狂気に満ちている」
ひとくくりにはできませんが、ヘビーメタルのイメージは、
ほぼそのようにとらえられているでしょう。
女性のボーカルもおられますが、やはりデスヴォイスで叫ぶように
歌われていることが多いです。
ところが、誰もがそんなことを行おうとは思わなかった。
「メタルとアイドル(kawaii)の融合」をBABYMETALはやってしまった。
kawaii(かわいい)を封じるどころか、むしろ前面に押し出しているぐらいです。
そして、継続の秘密はここにあると分析します。
日本のレコード会社の悪癖と言ってもいいですが、
アーティストをレコード会社主導で型にはめていくやり方が昔からの主流です。
そうして自分たちのやりたくないことを延々とさせられて、
そのスタイルでファンが増えても、
「本当の自分はこんなのしたくないんだ!!」
と精神的に追い込まれていき、解散やダメになったらポイと捨てられる。
アイドルの世界はある程度、そのような型は必要だとは思いますが、
もしBABYMETALが従来のメタルにこびたやり方でいたのなら、
こんなに長くは続けられなかっただろうし、企画物の一つで終わりだったでしょう。
従来のメタル業界には異物でしかないそのスタイル、
「カッコ可愛い」という言葉がピッタリだと思います。
4.TVにあまり出ない
TVに数多く出演しようと思えば、不可能ではなかったはずです。
しかし戦略の一旦だったのでしょう。
BABYMETALがTVに出演することはかなり少なめです。
彼女らを目にすることができるのはLIVEです!
LIVEに行くまでは批判的だった方が、見終わった後は肯定的、
もしくは大ファンになっていたなんて話はザラにあるようです。
それは実力がある証拠の一つでもあります。
5.神バンドが実力者ぞろい
狐(キツネ)の神様に降臨させられたという設定のバックバンドですが、
BABYMETALがメタルファンにも受けいられるのは、
彼らが腕折の実力者ぞろいだからなのです。
ゆえに「神バンド」と呼ばれています。
バックバンドだからといって、適当な寄せ集めをせず、
神バンドの名にまったく負けない猛者を集めてサポートさせる。
KOBAMETALの本気度がうかがえるメンバーの一部を紹介します。
- 藤岡幹大(G:事故で急死は違うという説がある)
- Leda(G)
- 大村孝佳(G)
- BOH(B)
- 青山英樹(Dr)
- 前田遊野(Dr)
などなど、LIVEや時期によって神バンドはメンバーが変わりますが、
超一流ばかり採用しているのも、BABYMETALの魅力の一つです。
※LIVEによってメンバーが変わることもあります
しかし、最初から神バンドが降臨していたわけではありません。
BABYMETALとしてデビュー後、本気でメタルに革命を起こそうとしている。
そのように共感した凄腕メンバーたちが、それまで担当していたベビーボーンたちに変わり、
彼女たちを支えていくことになったのです。
BEFORE
AFTER
6.メタルファンやアイドルオタクのツボをつくようなコール
BABYMETALの魅力は、彼女たちのスキルの高さと、
神バンドの演奏技術だけではありません。
彼女たちはあくまでアイドルなので、
歌詞やダンスにもかわいいものはたくさんあります。
しかし、MOAMETALとYUIMETALが歌うスクリームに加え、
ファンのテンションMAXになりやすいコールも、メタルファンのツボをつきます。
歌詞だけ見れば、そのような要素はなさそうですが、
多くの曲に神バンドたちのコールやスクリームが入っていて、
YouTubeを見ているだけでも「オイ!オイ!」とか言ってしまいます(笑)
7.デビュー後10年以上やることが変わらない
デビュー当時から認知されるまでは、メタル界の異物的存在であったBABYMETAL。
いや、認知されているとはいえ、今でもそうかもしれません。
しかし、デビュー当時から現在(2020年)まで、
BABYMETALがやっていることは基本的に変わらないのです。
アーティストによってはアルバムごとに音楽性やキャラが変わり、
ファンを驚かせるバンドも多数存在します。
私がファンであるBUCK-TICKや黒夢はその中でも代表的な存在ですが、
大抵のバンド、そしてアイドルなどは売れるために楽曲やキャラを変えていき、
結局ファンを困惑させるだけで引退。
そんなアーティストをどれだけ見てきたことか・・・
しかし、BABYMETALは違います!
デビューしてから、路線も設定もほとんど変えず、
ずーーっと自分たちのスタイルを貫き続けています。
それが固定ファンを離さない秘訣なのかもしれませんね。
レジェンドたちにも認められている
BABYMETALが日本よりも世界にファンが多いことは、先に記しました。
それだけでなく、彼女たちは数々の世界的アーティストと、
共演を果たして実際に認められているのです。
「メタル・ゴッド」と呼ばれるメタルの神様、「ジューダス・プリースト」
スラッシュメタルの代表バンド、「メタリカ」
史上もっとも売れたアーティスト「レディー・ガガ」
ニルヴァーナのドラマーが立ち上げた世界的バンド「フー・ファイターズ」
きりがないので、このあたりにしておきますが、
とにかくBABYMETALを認めているだけでなくファンになったアーティストは、
レジェンドたちの中にも数多くいるということです。
BABYMETALを批判する人たちってどんな人?
メタル業界に革命を起こしたBABYMETALも、さすがにもうアンチはいないだろう。
そう思う方もいらっしゃるかもしれませんが、許せないという人たちも、
まだまだ存在し続けています。
- 興味自体がない
- 音はいいけどもアイドルが苦手
- メタル原理主義者
アンチを分類すると、主に3種類いらっっしゃると思います。
1.興味自体がない
これは、ついこの間までのわたしです。
好き嫌いとかいう以前に、興味がなかったのです。
この層はなにかのきっかけで、きちんと聴けばハマる可能性があります。
まさに今のわたしがそうですね(笑)
違うジャンルの音楽を聴いてみるというのも、音楽の楽しさの一つですよ。
2.音はいいけどもアイドルが苦手
実際に何度か聴いたことはあるけれども、
どうもアイドルがメタルを歌っているというのが受け付けない。
この層もかなり多いと思いますが、自分で音楽に型をハメていませんか?
メタルというのはロックが派生したジャンルです。
ロックというのは元々、型にハマるのを嫌った音楽であるはずです。
そこにアイドルが入ってもいいのではないでしょうか。
反論はしていても、本当は心の中で気づいていて、
ただ素直になれないだけの自分に、いらだっているだけなのかも。
2大アイドル勢力とは、まったく違った型にハマらないアイドル。
カッコいいと思いませんか?
3.メタル原理主義者
とにかく嫌いだっ!
ふざけんじゃねぇ!!
メタルを冒涜(ぼうとく)するにも程があるぜ!!!
このようなメタル原理主義者には、何を言っても通じないかな。
一般の方がメタルを毛嫌いされている人が多いのと、
よく似ているとわたしは思いますけどね。
- 彼女たち自身のスキルも高い
- 神バンドの演奏もすごい
- 多くのレジェンドたちも認めている
う~ん、スキがないぐらいだけども・・・。
KORNのボーカル、ジョナサンは、
「批判している人は了見が狭いのではないか」とも言っています。
実際問題、コアな殻へ閉じこもれば閉じこもるほど、支える人は減ってしまうし、
進化もしにくいのではないかなと、わたしは思います。
メタラーとアイドルオタクは似ていることが判明
さて、BABYMETALというメタル業界には異物としか思えなかった存在が、
まさかの大成功をおさめていることは、メタル業界の大事件です。
革命的といっても過言ではありません。
そして個人的に感じたことがあります。
メタルファンとアイドルオタク(アニソン含む)は、
根底にあるものは一緒だった。
わたしが出した結論はそれです。
特にメタルファンの方からは、激しい抵抗に合う結論かもしれませんが、
どちらにもある共通点があるのです。
アーティストのスタイルを真似たりグッズを身につける
まず、他の音楽ジャンルに比べて、
アーティストやアイドルたちのスタイルを真似る人が多いです。
メタルファンとアイドルオタク(アニソン系)は特にわかりやすく、
メタルファンは
- 革ジャンや革パン、ブーツ
- 鎖・ブレス・ネックレスがドクロや十字架や鋲
- 長髪や剃りこみ
- メタルTシャツ
アイドル(アニメ)ファンは
- アニキャラTシャツ
- ボサボサの髪
- バンダナ
- サイリウム(ペンライト)
少しイメージが昔で止まっている私なので、
現在は少し変わっているかもしれませんが、根本はこれらに当てはまるはずです。
他のジャンルよりもファンが熱狂的
メタルオタクもアイドルオタクも、
他の音楽ジャンルに比べると入れ込み度が違いすぎるのです。
クラウザーさんのようにメイクをし、LIVEでは曲に合わせ、
コールを入れたり、雄叫びを上げる。
X-JAPANのファンなどのように、女性のファンの中にはファンの間で、
絶対的な縦社会を構築するほど人生を捧げたり。
かたやAKBに代表される女性アイドルに魅了される男性たちは、
一度の握手のために何十枚もいらないCDを購入する。
ジャニオタの女性たちは、次から次へと誕生するジャニ系アイドルへ、
一生お金を貢いでいく図式が完成しているけども、それが心地良かったりする。
ポップスや一般的なロックの音楽ジャンルでは、
ここまで入れ込むファンはなかなかいませんよ。
ヘドバンとオタ芸は兄弟である
メタルといえば、デスヴォイスとヘドバン(ヘッドバンキング)です。
そしてそのヘドバンに似ているものがあります。
それがオタ芸です。
アイドルオタクがサイリウムを持って曲に合わせて踊るあれです。
なにが共通しているのかというと、
狂喜乱舞している様がはたから見るとそっくりなのですよ。
そのツボをわかっているKOBAMETALは、BABYMETALたちに
「ヘドバン」という曲を1stアルバムの時点で歌わせています。
METAL業界の秋元康と呼んでもよいのではないでしょうか。
BABYMETALのおすすめ楽曲
「ヘドバンギャー!!」
ヘビーメタルで特徴的なパフォーマンスが「ヘッドバンキング」、略してヘドバンです。
「ヘドバンギャー!!」は最初から終わりまでヘドバンしまくりの、
超ノリノリの楽曲で、わたしが一番好きになった曲です。
頭振りすぎて脳震盪(のうしんとう)をおこさないように気をつけましょう(笑)
「KARATE」
「KARATE」も実にユニークで、振り付けの面白さとダンススキルの高さがよくわかる楽曲です。
題名も歌詞も海外の方が興奮しそうなものをふんだんに盛り込んでいて、
まさにウケを狙いにいった曲だなと感じました。
楽曲もカッコいいですが、個性的なダンスの楽しさに注目してほしいですね。
ダンスすごくカッコいいと思った曲です。
「メギツネ」
デビューして数年、SU-METALの声がパワーアップして、
さらに魅力的に変化したのが、「メギツネ」です。
決めポーズのフォックスサイン(キツネの顔を手で表現したポーズ)に合わせ、
キツネ面、着物、三味線などオリエンタルな要素を盛り込んだ楽曲です。
「さくら」の歌詞を変えて取り入れている曲調も、また人気の理由の一つです。
「ギミチョコ!!」
イギリス限定でシングル・カットされた楽曲が「ギミチョコ!!」ですが、
YouTubeの再生回数は驚異の1億回超え!!!!
歌詞はシンプル、楽曲重視のノリノリなのがLIVEで人気のある秘密かもしれません。
しかし、年端も行かない少女たち3人に、大人たちがここまで熱狂するとは・・・。
音楽って難解なのもいいけど、やっぱりバカやれるものが最高ですね!
「イジメ、ダメ、ゼッタイ」
SU-METALがもっとも大切にしている曲が、「イジメ、ダメ、ゼッタイ」です。
作り手が何度もアタックしては、変なイメージがついて終わりという、
非常にデリケートな材料が「いじめ」です。
しかしこの楽曲は、実にストレートにイジメ撲滅を訴えているのに、
何度も聴きたくなるような魅力があって、押し付けがましさがない不思議な曲なのです。
いろんな意味で革新的な楽曲だとわたしは思いますね。
まとめ
BABYMETALについて書いてきました。
ついでにメタルファンとアイドルオタクの共通点も、
考察させていただきましたがいかがだったでしょうか。
私自身、こんなに彼女たちを肯定的に捉えることができるとは、
本当に思ってもみませんでした。
まずは素直に聴いてみて、伝統的なメタルはその良さがあることは理解した上で、
BABYMETALが起こしたアイドルとメタルの融合という良さも、
受け入れてみては、いかがでしょうか?
なんでもそうですが、ほとんど知らない人ほど激しい批判をするものです。
少しでも興味がわいたのなら、一聴してみることをおすすめします。