闇金ウシジマくんに学ぶお金との付き合い方と心構え
ウシジマくんといえば、借金だったり自堕落な生活を送る人たちの、
リアルな生き様が描写されていますが、
視点を変えればそんな「クズ」なキャラクターから学べることも多いのではないか？
そんなことを思いつきまして、今回はお金の勉強です。
題して、「闇金ウシジマくんに学ぶお金との付き合い方と心構え」
つまり、ウシジマくんを読み解いて、お金で気を付けるべきことを学ぼうというわけ。
そんな内容の記事を書いていこうと思います。
これまで何度かウシジマくんの記事を書いてきましたが、
反面教師として学べるところが非常に多い作品です。
正直ウシジマくんのキャラクターを見て、「他人事とは思えない」と感じた方、
実は結構な人数の方がいらっしゃるのではないでしょうか。
ぜひウシジマくんのキャラを反面教師にして、
上手くお金のやり繰りをして人生を立て直しましょう！
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キャラクターは実在する人物が大半
実はウシジマくんのエピソードは、作者の真鍋昌平さんが、
1000人以上に聞き込みをして作られた実話をもとにしたエピソードなのだそう。
だからあれだけゾッとするようなことを書けるんですね。
実は借金をする人は、なにも身分不相応な買い物をしようとして借金をするのではなく、
始まりはほんのささいな事なのだそうです。
パターン１．ペットにハマって借金
最初は軽い気持ちで犬をレンタルしていた人がいて、
一緒に過ごすにつれてだんだんと愛着が湧いてきてしまった人。
あきらめられず、ついにその犬を買い取る決心をしますが、その値段は70万円！！
結局その方はお金を借りて、高額な利子を支払い続けるハメに・・・。
でもずーっと接していると、家族同然になってしまうんですよね。
これには人間も動物も変わりません。
借金してでも買い取ったお気持ち察します。
パターン２．オシャレに見栄を張り借金
女性特有の身なりを気にする特性ですが、
特定の飲み会に参加する際に、参加者がみんな綺麗な恰好をしていると、
自分だけ安っぽい服装をしていく訳にはいかないと思うのだそうです。
そうなると、手持ちがない場合やはり借金をして見栄を張るようになります。
昔からおしゃれと呼ばれ続けるにはお金がかかるといいますが、
まさにそれを地でいっている人がたくさんいるんです。
個人的には、プライドの使い方を間違っていると、私は思いますけどね。
パターン３．ホスト・ホステスにハマって借金
闇金と夜の世界は切っても切れない関係です。
腐れ縁と言ってもいいぐらい、密接につながっています。
特に繁華街の中でも東京渋谷にある歌舞伎町が一番有名でしょう。
大阪なら梅田新地では、お金持ちの方たちが連日ばらまいておられます。
しかし夜の世界はお金持ちだけが集まるわけではありません。
普通のサラリーマンや主婦、アルバイトで稼いでいる学生など、
一ヶ月数万円のお小遣いで暮らしている人も足を運びます。
穴場のスポット的なお店と巡り合って、そういうお店ばかりで楽しんでいればいいのですが、
運悪くホストクラブやクラブにハマってしまい、ズルズルと抜け出れなくなる。
そんな方たちも存在します。
ホストにハマる女性を例にあげてみましょう。
- なんらかのきっかけがあってそういうお店に入店。
- 夢のような世界で楽しむも、高額を請求されて一度気持ちが冷める。
- それでも快楽が忘れられず、足を運ぶ人が一定数あらわれる。
- 一時の快楽のために生活の全てを投げ売って通いはじめる。
- もはや集金マシーンと化してしまい、闇金にまで手を出す。
- 借金を返すため、風俗の世界へ飛び込む。
だいたいこのようなパターンで落ちていきますが、
ハマっていくタイプの人間は、ほぼほぼ決まっているようです。
ホストにハマる女性１．まじめで異性経験がほとんどない
子供の頃から勉強ばかりで、中学も高校も女子校。
家庭も厳しく異性とのつきあった経験がない。
実は以外と多いように思いますが、経験がない分、
少しやさしくされると、コロッとオチてしまう女性が多い層なのだとか。
これは男性でも同じことが言えますね。
要はウブな子が、手玉にとられてだまされていくという訳です。
ホストにハマる女性２．満たされない主婦
結婚してから数年、夫婦生活も冷めきった主婦層。
この主婦層もホストにはかなり落としやすいターゲットになるのだとか。
まだ子供がいれば、夜に家を開けるわけにはいかないので、
お店自体に出かけることがまずないでしょうけれど、
子供がいない夫婦はかなりヤバそうですね。
冷めきった旦那のためだけに毎日、主婦生活をおこなっている・・・。
確かに落としやすそうではあります。
ホストにハマる女性３．キャバ嬢 風俗嬢
キャバ嬢は接客業の中でもかなり厳しい仕事です。
なにせ自分が生理的に無理な相手でも、高いお金を払ってくれる分、
体にふれられても笑顔で返さないといけない仕事だからです。
ましてや風俗嬢なんて、自分から好きで飛び込んできた変わり者以外、
毎日が屈辱の連続で精神が病んでしまうのではないかと想像します。
実際、AV女優でも自殺した方、何人かおられますからね。
闇金ウシジマくんでも、売春母娘の娘がからだ売るごとに精神がおかしくなっていく。
そのような話がありました。（テレクラくん編参照）
だから大抵はペットを飼っていて、癒やしを求めている女の子が多いのですが、
これが夜の世界に向いてしまうと、もうそのスパイラルから抜け出れません。
ウシジマくんのキャラから考察
ウシジマくんには強烈なキャラが連続して登場しますが、
よく読んでみると彼らには共通点がけっこうあります。
借金を抱える人には歯がボロボロの人が多い
たとえば、「歯がボロボロ」なのも共通点です。
前歯が抜けていたり、人によっては歯が無かったり・・・。
これは作者である真鍋さんが実際に債務者にインタビューをしていく中で、
ふと気づいたことなのだそう。
借金を繰り返したり滞納する人には、虫歯の治療に無頓着な人が多いようです。
たしかに歯の抜けや虫歯を放置している人って、
少なくともあまり豊かな印象は抱かないですよね。
そして幼いときの家庭環境にも、歯が関係してきます。
それは、まともな家庭環境で育ったのなら、親が磨いてあげたり、
歯医者に連れて行ったりするからです。
なるほど、だから歯がボロボロなのか、納得ですね。
借金を抱える人は親戚との仲がうまくいっていない
２つ目が、家族や親戚との関係が上手くいっていない人です。
これも真鍋昌平さんがインタビューしていた中で、多く見受けられたものだそうで、
「生活保護くん編」の佐古彰なんかはこれに当てはまりますね。
父とは折り合いが合わず、優秀な兄と比べられ、そうして家族と距離を置き始める。
当然仕事も長続きせず、引きこもりがちになり、ついには家にいられなくなり、
知人宅へ逃げ込むというまさに悪循環です。
家族関係が悪いと人生にまで支障をきたすのはよくあるパターンのようです。
上手くいかないことは容易に想像ができますね。
孤独な人間が多い
孤独という心の穴を埋めるために、何かにお金を費やす。
これは人間ならほとんどの方がそうでしょうけど、それがたまたまお金がかかるものだった。
ただそれだけなんですね。
- パチンコ・スロット
- 競馬・競艇・オートレース
- ホスト・クラブ
- ソーシャルゲーム
などなど、みんな心の穴を埋めるためにお金を費やして、
最終的に闇金の世界へオチていくというわけですね。
私の知り合いでも、ソシャゲで課金し続けて、
数年前まで福島原発の洗浄員として働いていた人間がいます。
借金地獄への入り口は、実は皆さんの隣にすぐあるんだということが、
おわかりいただけたでしょうか？
まとめ
ウシジマくんは反面教師にできるキャラや話がたくさんあります。
あなたと似た境遇のキャラを探して、同じ轍（てつ）を踏まないように気をつけましょう！
身近なところなら、リボ払いは余程のことがない限り、なるべくやめましょう！！
カード会社がリボ払いのCMを流しまくってるのは、なぜだと思います？
皆まで言わなくてもわかりますよね。
コロナ騒動でもカード支払いの延期は、全然議題に上がらないのはどう考えてもおかしいぞ！！
ということで、世の中は不公平の塊（かたまり）ってことで、おしまいです。
後味の悪い終わり方ですいません。
