【東大合格】受験漫画「ドラゴン桜」の名言を紹介!
「バカとブスこそ東大に行け!」
2005年に放送され社会的ブームとなった阿部寛主演のドラマ「ドラゴン桜」。
その続編「ドラゴン桜2」(仮)が今夏から放送される予定です。
(コロナで延期されるかもしれませんが)
「ドラゴン桜」は、落ちこぼれ高校を救うため、主人公の桜木が”5年後に東大合格者100人”
という計画を打ち出し、受験に関するテクニックや勉強法を教えていく物語です。
続編はその10年後を舞台としています。
当時、教育界を震撼させた本作ですが、なんといっても”名言”の豊富さに驚きです!
正直、「受験」がここまで奥深いとは思いませんでした。
今回はそんな”思わずハッとする”ような言葉を、原作から紹介していきます。
ドラゴン桜とは
ドラゴン桜は、漫画家三田紀房の出世作品。
弁護士である桜木建二が、計画性のない経営で経営破綻に陥った龍山高校の再建を請け負い、
進学校に作り変えるため、実績作りに生徒を東京大学に合格させようとする物語。
東大を目指す学生に向け、ノウハウやマインドを詰め込んだ、
東大合格までの道のりを描く受験漫画です。
- 旧態依然とした体制にしがみつく教師
- 教育とは名ばかりの指導法にこだわる教師
- 勉強もまともにしたことがない生徒たち
様々な反発に合いながらも、徐々に周囲を巻き込んでいき、
着実に龍山高校を変革させていく姿が、とても魅力的な作品です。
ドラゴン桜の主な登場人物
桜木建二(さくらぎけんじ)
「ドラゴン桜」の主人公で、弁護士でありながら教師を務めるのが桜木建二です。
桜木がいなければ、この漫画の面白さは3分の1、
いや5分の1ぐらいになってしまうほど、絶対的な存在です。
過去に暴走族のリーダーをはっていた時代がありましたが、
頭脳と才覚で現在の地位にいたります。
1を言えば、10も20も返ってきて、コテンパンに論破される。
だから次第に誰も言い返してくることがなくなるんですよね。
実際にこんな奴がいれば、毎回イラッとさせられるタイプです(笑)
実はわたしにも桜木のような友人がいます。
めんどくさいけど、本人は真剣なのでつっけんどんにできないんですよ~。
三田紀房先生の作品には、桜木建二のように絶対的な存在のキャラクターが、
必ずと言っていいほどあらわれます。
もしかしたらテンプレ化させているのかな?
水野直美(みずのなおみ)
龍山高校で最初に特別進学クラスの門を開いた生徒。
矢島と違い、先の見えた自分の人生を変えたいと思い、
自らの気持ちで東大入学を決意します。
実家は母がスナックを経営しており、母が客に媚びを売っているのが許せないが、
そのおかげで生活できていることに、憤りを感じていたのですね。
進学クラスに入ると紆余曲折がありながらも、率先して勉学にはげむ。
特に都立日眉山高校の大沢賢治と出会ってからは、より東大入学の決意が固まり、
最終的に東京大学理科I類へ合格を果たします。
矢島勇介(やじまゆうすけ)
龍山高校の特別進学クラスへ入ったもう一人の生徒。
桜木建二のやり方にもっとも反発していた不良生徒の一人です。
半分本気・半分冗談で仲間と一緒に特進クラスへ入りますが、
桜木とやり合いながらも徐々に東大入学の道へ本気になっていきます。
ちなみにつるんでいた仲間は、さっさとやめていきました。
実は父親が議員の裕福な家で、矢島以外の家族はみな優秀なのです。
希望していた高校へ落ちたことから、孤独に腐っていましたが、
後に両親の思いがわかり、気持ちを改めることになります。
水野直美に少し想いをよせているが、水野はその気持ちはなかったよう。
東京大学理科I類には落ちてしまうが、浪人して再度受験することを決意する。
井野真々子(いのままこ)
数学担当の若い女教師。
過去に桜木と合コンで知り合い、一夜を共にした過去を持つが、
すぐに桜木と連絡が取れなくなったことに腹を立てていた。
美形で才女だが、高慢でプライドが高く、好きな生徒にエコ贔屓したりと、
桜木いわく「クズ教師」の典型だと評されます。
事あるごとに桜木や他の教師に先鋒を切って反発するタイプですが、
素直になれなくとも教育法をこなしていくことに。
宮村沙知子(みやむらさちこ)
国語担当の若い女教師。自身が語るように、
コツコツと地道な勉強を続けて先生になったタイプ。
井野真々子とは正反対で、おっとりとしていて自分に自身がなく、
つねに何かに悩んでいるような女性教師です。
時折、龍山高校に着任した国語担当の芥山龍三郎や桜木に反発しますが、
水野や矢島が変わっていく様を見て、教育に対する姿勢を変えていきます。
たまに泣いちゃったりしますが、そこが逆に可愛いです(笑)
ドラゴン桜の隠れたヒロイン的存在です。
高原浩之(たかはらひろゆき)
その他大勢の一般人というのは、
こういう人のことを指すのでしょうかね。
やたらと夢や希望を感情的に語り、桜木らのやり方に反発しますが、
少しツッコまれただけで答えられなくなる場面も多々あります。
つまり感情的に理想論を語るが、
中身はノープランの典型的なお花畑人間なのですね。
毎回毎回こてんぱんに桜木に論破されていたが、
徐々に桜木の意見にひかれていき、
龍山高校の教師として立派につとめることになります。
人は変わろうと思えば変われるんですね。
ドラゴン桜 桜木建二の名言集
1. だまされたくなかったら、損して負けたくなかったらお前ら勉強しろ
周りから馬鹿にされ、それでも変わろうと努力しない生徒へのメッセージで、
”頭のいい奴に都合のいい社会のルール”のなかで生き残っていくための、
熱い思いが込められています。
「一生懸命勉強したってなんの意味があるんだろう?」
そんな誰しも考えたことのある疑問に対する答えの一つとも言えます。
2. 成功する人とは失敗から学べる人、本当にダメなのはその失敗を次に活かせないやつだ
失敗することは悪いことではなく、その経験を省みず、
何も学ばないことがよくないと教えてくれます。
「失敗や挫折をしたことがない人とは、何も新しいことに挑戦したことが無いということだ」(アルベルト・アインシュタイン)
途中でやめてしまったり、同じ失敗を繰り返すのではなく、
”なぜ失敗したか?”を深く考えていくことが大切ですね。
3. 他人に促されなくても努力する人間が一番成長する
個人的に一番ハッとさせられました。
- テストがあるから勉強する
- 会社から指示があったから資格勉強をする
- お金がなくなってきたから稼ぎ方を急にググりだす
たとえその場をしのげたとしても、それは成長したと言えるのでしょうか?
”最終的にどうなりたいのか”、”具体的なゴールはなんなのか”
を自分でしっかり考えて、自発的に行動していきたいところです。
4.東大入るなんて楽なもんよ!
龍山学園からの最初の東大合格者になることを決意した水野直美。
その彼女に桜木建二は言い放ちます。
人間社会で無事平穏に生き抜くこと自体が
むずかしいんだと・・・
その人間社会に比べれば、東大入るなんて楽なものだということです。
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5.自分でルール作る側にまわれっ!
3年生に特別進学クラスをつくることになったが、
誰一人としてリスクを背負おうとする教師はあらわれない。
そこで弁護士だった桜木建二が急遽、特別進学クラスの教師に就任。
その最初の全校生徒集会で言い放ったのが、この言葉です。
それまで騒いで聞かなかった不良生徒たちも急に耳をかたむけます。
その内容は、社会という厳しい世界の真実でした。
つまり、社会のルールにのっとって行きていく国民だが、
そのルールはすべて頭のいい人間が作ったものなのです。
それは頭のいい人間だけに、都合よく作られていることでもあります。
だから「お前らこのままだと一生だまされ続けるぞ!」というわけですね。
それでも自分のやりかたが正しいんだと主張するなら、
自分がルールを作る側にまわれということなのです。
悲しいけど、これ真実なのよね・・・
6.人に動かされて自分があるんじゃねえ 自分で自分を動かしてるんだ
教え子である水野と矢島の関係が、ぎこちない理由を話にきた井野真々子に、
桜木は東大を目指すにはいい効果があるはずだと答えます。
それを冷たいとつっかかる井野ですが、桜木は逆に質問で返す。
『じゃあお前は他人の気持ちをどうにかできると思っているのか』と。
そして、「かわいそう」「大変だ」なんて言っている人間は、
表面上はそのような感情に影響されて生きるが、心の奥底までは考えていない。
本当は心底では心配などしておらず、
優しい自分が好きなだけ。
つまり、心配をしたところで人は動くようなものではないと言い切ります。
これすごくわかります!
自分自身も心配しているふりをしていることなんて、
数え切れないほどありますね(汗)
結局どんなに感情に訴えて心配されても、人は自分で自分を動かしているのです。
- 心配性の両親
- おせっかいすぎる友人
- 社会学者・コメンテーター
「あなたが心配だから・・・」
「○○ちゃんのためを思って・・・」
「だからこの国はダメなんですよ!(ドヤァ)」
どれも心配しているふりをしているか、自分の型にはめようとしているだけ。
人を動かすのは最終的には自分で考えさせるしかないのです。
7.大人になるってことは、客観的にものを見られるかどうかってことだ
会合の場を持った桜木と、桜木にお金を渡した両親を非難する矢島。
元不良だけに曲がったことが許せない矢島だが、桜木に逆に質問される。
「親がお金を出して、それを俺がもらって何が悪いんだ」と。
世の中、塾やスクールに入るときはお金がいるし、そのお金は親が出すもの。
じゃあ学校だとなぜ悪いのか、お金を出すことが愛情だと感じることもできないのかと。
世の中はメディアや他人の意見を通して、
感情的にイメージがつけられているものが数多くあります。
それを冷静になって見ることができるのが大人なのです。
『つまり第三者的にものを見て考えられるかどうかだ』
ということなのですね。
8.創造するってことは、まず真似ることから始まるんだ!
『おれは誰の真似もしたくねぇ! 自分だけの道を作るんだ!!』
若いとき、特に社会にまだ出ていない時は、
このような表面的にカッコいいことを言ったり、本気で思ったりすることがあります。
しかし、これは完全に間違った考えです!!
- 音楽
- 空手
- 経営
- 勉強
すべてのものには「型」というものがあります。
その歴史が古いほど、基礎になる型はきっちりと成立しているものです。
売れているアーティストが「オレたちだけの音楽を極めてやります」
とつぶやいたことに感化されてしまっても、
そのアーティストは「基本の型」を徹底的にやってきた人だったりします。
型を身につけずに自分らしさ・自分だけの道を出せるほど、
世の中は甘っちょろいものではありません。
どんなに新しいと称賛される人も、誰かに影響されています。
だからこそ中身が空っぽの人ほど、まずは型を学ばないとダメです。
基礎の型を徹底的に身に着けて初めて、オリジナルを生み出すことができる。
これはすべての基本なので、頭に入れておくといいかと思います。
9.学校なんか・・・楽しくなくていいんだよ
”学校とは青春の場、仲良く和気あいあいと楽しいイベントもおこない、
文武両道でみんなが笑顔で卒業してもらうことこそ良い学校なのです。”
このような高原先生の理想を聞かされて、桜木は呆れたように言い放つ。
学校なんて楽しくなくても何の支障もないんだと。
その真意は、与えればその時その時だけは楽しいが、決して満たされることはない。
若いときは何をしても満足することがないし、何をやってもつまらないものなのだと。
高原の理想に、できる子はそうかもしれないと前置きして、
できない子こそサポートよりも飢餓感を持たせて成長してもらい、
自分に自身をつけさせる。
これこそが本当の学校の役目なのだと諭します。
確かにそうかもしれません。
与えられてばかりいた子供に無気力人間が多いですからね。
自分の頭で考える前に、まず人に頼るくせがついている人は、
いつまでも成長しないものです。
世の中、依存症人間があふれているともいえますね。
う~ん、でも楽しさもないと自分は継続できないかも。
まとめ
東大合格に限らず、普段の生活でも参考になる名言の宝庫『ドラゴン桜』。
受験生だけでなく、社会人として働いている方にもお勧めできる漫画(ドラマ)です。
続編ですが、前作から10年後の続編ということで受験環境の変化にも注目です。
前にはなかった、ITやSNSのを活用した勉強法が出てくるかも?
一体どんな”受験テクニック”、”名言”が飛び出すのか、楽しみに待ちます!
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